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2018 FIA-F4 合同テスト走行レポート

leprix sport with SSRから2018年FIA-F4シリーズに参戦いたします、レーシングドライバーの田中 良平と申します。先日、富士スピードウェイにて2018年最初の合同テストが開催されました。

復帰後初めてのフォーミュラー走行は、1月に岡山国際サーキットでテストさせていただきましたが、初日にマシンクラッシュしてしまい、まともに周回走行できませんでした。実質、今回の合同テストが走りはじめになりました。

前日入りし、午前中はツーリングカーのテストをこなし午後のフリー走行よりスタートしました。

初日に関しては、まず動かす、止める、曲がる。の基本的な事を中心にメニューをこなしていきました。今回で車両のクラッシュは絶対に許されない時期でもあったので慎重に走行しました。やはりフォーミュラーカーの動きが読めず、完全にマシンにコントロールされる側でした。

一番の問題点は、シートポジションが合わず速度域が高いコーナーなどでは、完全に体が横方向に持って行かれ、アクセルを踏みたくても踏めない状況でした。メカニックさん達には、現地でできる範囲で一生懸命対応していただいたのですが、根本的にオリジナルのシート位置を変えない限り、どうしようもない状況でした。

初日は安全にテストをこなし、マシンも無傷で終えることができました。

2日目、この日は3時間の合同テスト走行があり、ドライバーも年間エントリーしている全てのドライバーが来ていたので、他の車両と自身の車両の違いなど色々学べる日になりました。

開始早々、全車コースイン。前日に出来るだけ修復したシートの間隔を掴みながら、走行していきました。まずはマシンに慣れる事を重点的に。周回を重ねていくと、やはり体の動きが多い分疲労も多かったので、無理をせず間隔を掴んでいきました。

ある程度タイムが出てきたあたりで 、昨年使用のタイヤではあったのですが、NEWタイヤでのフィーリングの違いなども確かめて行きました。今回の合同テストでは、目先のタイムは追わず車両に慣れるが重要でしたので、焦らず、1周1周重ねて行きました。

終日、トラブルなどもなく、安定して走行できたと思います。とは言ったものの、タイム差はかなりあり、またシートポジションも自身にあっていないので、シーズン開幕までの残り時間では、じっくり調整していきたいと思います。

今回の参戦に当たっては、自分1人の問題ではなく周りの支えてくれている方々のおかげで、再度レース活動をさせていただいているので、焦らず着実に進めたいと考えています。 全体としては、落ち着いて周回を重ねられたのでよいテストが出来たと思います。


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